施設見学「屋久の郷」報告!

7月17日(金)鹿児島県熊毛郡屋久島町にあります、就労継続B型事業所「屋久の郷」へ施設見学に行きました。

訪問させて頂いた時間が、遅かった為ご利用者様はすでに帰宅されており作業風景は見ることができませんでしたが、施設長樣が丁寧に案内してくださいました。

2018年4月に開設した定員30名の事業所で、「見つける、作る、見せる、つながる」をモットーに活動を行っている施設さんです。

主な作業内容は、「アート工房」「パン工房」「カフェ」「施設外作業」

「アート工房」では、絵画、木工、陶芸、刺繍、草木染めなど、利用者様ひとり一人にあった方向で、自己表現をされていると説明を受けました。ご利用者様の中には、才能を開花されて東京や大阪多方面で開催されるアート展に公募、今では個展を開かれたり、作品によっては1枚が20万円、50万円とちょっとゴッホ顔負けの値がつくほどになっているとか。すごくないですか?

「パン工房の見学をさせていただきました」食パンや菓子パンなど無添加のパンを種類豊富に作っているそうです。パンこね機も業務用の大きなもので、1日100個ほど作っているそうです。カフェギャラリーや島内のスーパーやコインランドリーで販売されているそうです。

カフェでは手作りの焙煎機で焙煎したコーヒーが出されるそうです。浅煎り、深煎りだったり、煎り方も様々。以前コーヒー屋さんで働いてた方の指導を受け現在はある利用者様好みの専売コーヒーを提供されているそうです。

「行政からの委託を受けた施設外就労として、島内の公共施設の清掃やクリーンサポートセンターに集まってくる紙類の仕分け等を行っているそうです。

パン作りの参考になればと思い、この「屋久の郷」をチョイスしました。自分は想像できなかったことをいろいろ学べた研修だったと思います。

利用者さまには、これからは絵を描くということを意識するところから始めたいと思います。思わぬ才能が開花するかもしれません。またパンの種類、販売ルートなどもできるところは参考にして、職員も頑張らないとと思いました。

最後に「屋久の郷」樣に感謝、とても勉強になりました。皆様も機会があったらぜひ行かれてみてください。

施設長の言葉

「絵を描かせたものを、どうやって商品化しようかとか、どうやって販売しようかというのが福祉職員としての技術だと思う。点と点を線につなぐのが福祉」  今回の施設見学を参考に、利用者様ファーストで取り組んで下さい!